予備校地理講師兼進学塾講師・山岡信幸のブログです。
泉田裕彦元新潟県知事のブログ「泉田裕彦政治経済研究会」2017.9.8
https://izumidapers.blogspot.jp/2017/09/10225.html


知事時代には東電を徹底的に批判し、原発再稼働にきわめて慎重な姿勢を示していた泉田氏が、
自身のブログで10月の衆議院新潟5区補選への立候補を表明した。
8日のブログには明記されてないが、自民党県連の要請を受けた出馬であるという。

今回の補選は、追悼式の前日10月22日に行われます。今年の追悼式では、「代議士としての最初の仕事で、長島先生を含めて追悼してほしい。」との思いもいただきました。

人生の先輩、政治家の先輩である長島先生の遺志を継いで、災害に強い国づくりに尽力したいとの想いから、今回、意思表明させていただきました。


「長島先生」とは、中越地震発生時の旧山古志村 村長だった故・長島忠美氏のことである。。
村の復興に尽力したことで政治的評価を高め、
合併による村の消滅後は自民党の衆議院議員となったが、今年8月に急逝された。

泉田氏のブログでは、「長島氏の弔い合戦」が強調されており、
圧倒的な知名度と分厚い保守層を背景にした旧いタイプの選挙運動が想像される。

しかし、
泉田氏が一番に言うべきことは「柏崎刈羽の再稼働をどうするか」であるはずだ。
これまでの自らの発言や政治的姿勢と、
原発再稼働に躍起となっている自民党の政策との整合性はあるのか。
泉田氏は「厳しい慎重派」であって「反対派」ではなかったから、
矛盾とまではいえない、という意見もありえるが、
有権者からみて分りにくい行動であるのは間違いない。

政治家の「説明責任」というのは、こういうときに求められるものだ。
プライベートな恋愛問題に説明など不要である(つーか、聞きたくもない)。
しかし、国民の生命や財産に関わる重大な問題について、
「変節」と指弾されることは本人にも容易に想定できるだろう。

これが政治的な大スキャンダルでなくて何なのか。

推進派の常套句、
「高い安全基準と徹底した審査がなければ再稼働は認められない」
と言いつつ、
結局は沢山の課題に目をつぶって東電を許すのではないか。

そのときには、きっと
9月いっぱいで退任する原子力規制委員会の田中俊一委員長による
"逃亡前の汚れ仕事”
が利用されるのだろう。
「私が知事時代から求めてきた安全・安心について、規制委のお墨付きを得た」と。
そして自民党は「あの再稼働に厳しかった泉田さんの了承」を錦の御旗に、
不安を抱く地元住民の口を封じるのだろう。

こんな悪夢が現実になるとき、
日本の社会状況は「3・11」前よりも悪化するだろう。
絶望的に。

泉田氏の変節を正当化するに足る東電の改革は行われていない。
いや、福島事故の責任を誰も負わせられていない現状では、
むしろ東電は慢心しているだろう。
東電に(東電に限らず全ての電力会社に)原発を動かす資格はない。








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